結核にお灸
昨晩のNHK「東洋医学ホントのチカラ~科学で迫る鍼灸・漢方薬・ヨガ~」をご覧になりましたでしょうか。
番組後半では、アフリカで結核を患う患者が自ら「足三里」のツボにお灸をすえる映像がありました。
日本人医師である原志免太郎(はらしめたろう)が研究した「三里の灸」が伝染病にかかりにくくなるという症例を引き継ぎ、遠くアフリカに「灸」を普及させているイギリス人が紹介されました。
(この方だけでなく、現在は世界中に「灸」を普及させている活動家が増えています)
「灸」は体内に酸素を運ぶヘモグロビンが増え、免疫力を上げることが実証されています。
原医師も明治から平成を生き、104歳まで現役の医師として活躍し、108歳で逝去されました。
貧しいアフリカの結核患者は高価な薬を買うことはできませんが、安価で簡単に誰でもできる「灸」が栄養不足で免疫力のない結核患者を救っている事実は素晴らしい事だと思います。
アフリカの結核患者数は数十万といわれていますが、「灸」によって沢山の患者が救われる事を願ってやみません。
そして、最近メディアでも「鍼灸」を取り上げて頂いておりますが、少しでも興味を持って頂ける方が増える事を期待します。
*「足三里」のツボは、膝の外側、お皿の下から指4本分下がった、いちばんくぼんでいる場所。向こうずねの外側です。
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はりきゅうanby治療院
*画像は「せんねん灸」さんからお借りしました
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