艾(もぐさ)

新緑の季節になりました。

お灸に使われる艾(もぐさ)は蓬(よもぎ)の葉を乾燥させ、すり鉢ですり、ふるいにかけることを繰り返します。

茎や葉を取り除き、最後にフカフカの腺毛が艾になります。

蓬は今の季節、土手や道端、公園など雑草が生えるところではすぐに見つける事ができます。

一度私も手作りを体験しましたが、10gの艾をつくるのに3kgの蓬の葉を必要とします。

なかなか手間がかかりますので、高級品ほど白く、香りが良く、熱感が緩和です。

高級艾の生産は新潟県が日本一だといわれています。

腺毛には揮発性精油チネオールが含まれ、燃焼時に芳香があります。

当院で術者がすえる散艾は直接灸ですので、良質な艾を用いています。

せんねん灸など和紙で艾を細く巻いたものは、切艾といいます。

線維が粗い艾を粗悪艾といいますが、燃焼温度が高いため温灸用に使われますので、当院では升灸に使用しております。

お灸の種類、技法も様々です。


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はりきゅうanby治療院

*画像は「もぐさの山正」さんからお借りしました

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