妊婦の花粉症
春一番が吹いた地方もあるようですね。
梅もほころんできました。
ようやく暖かな春の兆しを感じる反面、辛い季節がやってきたと思う方も多いのかもしれません。
花粉症(アレルギー性鼻炎)患者は年々増加傾向で、この20年で10%以上も増えているそうです。
治療法として薬物療法や手術療法などがありますが、妊娠中の服用は避けるべきです。
しかし、くしゃみ・鼻水・鼻閉の症状に加えて、頭痛・倦怠感・不眠の随伴症状も出てきては母胎や胎児にも悪影響を与えます。
妊婦の場合、漢方薬治療も一つの選択肢となります。
「五苓散(ゴレイサン)」と「当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)」は「麻黄」「甘草」を含みませんので、偽アルドステロン症(血圧上昇・浮腫)のリスクはありません。
構成生薬の「沢瀉(タクシャ)」「茯苓(ブクリョウ)」には利尿作用がありますので、ホルモン動態の変化で浮腫みの起こりやすい妊婦に使用されるようです。
「五苓散」は口渇・多汗の熱証タイプの方、「当帰芍薬散」は冷え・貧血傾向の寒証タイプの方に良いとされています。
妊娠前も妊娠中も花粉症対策は基本同じです。
免疫力を低下させない、規則正しい生活を心がけてお過ごし下さい。
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