急性熱症疾患
年末年始にかけて、風邪やインフルエンザの方が増えてきます。
中国後漢の医学書「傷寒論(しょうかんろん)」の中に急性熱性疾患の症状などを6つに分けた「六経弁証(りっけいべんしょう)」という治療方があります。
病気のはじめに起こる症状の太陽病から最後は死に移行する厥陰病を順に、太陽病→陽明病→少陽病→太陰病→少陰病→厥陰病と区分けします。
太陽病は初期症状で悪寒・発熱・頭痛・筋肉痛がみられます。
インフルエンザのひきはじめもこの症状です。
漢方薬に「麻黄湯」がありますが、麻黄の主成分はエフェドリンでアドレナリン様作用がありますので交感神経を刺激し体温を高めます。
但し、すでに発汗している場合は適応外です。
東洋医学で邪気と呼ばれる病気の根元は項(うなじ)から体の奥深くに入ると言われます。
首回りが硬いと血行が悪くなり、肩こり・頭痛などから風邪の外邪が侵入します。
首は常にやわらかくしておかなければなりません。
お灸も邪気を払うと言われますので、寒い季節、背中や肩・首回りにすえるのも効果があります。
鍼灸治療で、今年一年の邪気払いをしてみてはいかがでしょうか。
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はりきゅうanby治療院
*画像は「Kracie」さんからお借りしました
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