トリガーポイント
鍼灸院に来られる大半の方は、痛みの症状を改善してほしいと言われます。
その痛みを発する点(発痛点)をトリガーポイントといいます。
鍼灸でつかう「ツボ」と呼ばれるものがありますが、これは全く別のポイントで、「気」の集まる場所で「経絡(けいらく)」といいます。
首や肩・腰・足の痛み等は、特に筋組織の痛みが多く、筋組織の痛みにはこのトリガーポイントを使った治療が効果的です。
よく患者様が言われるのが、昨日痛かった場所が今日は違う場所になっているというのも、トリガーポイントから誘発される関連痛と呼ばれるものです。
筋膜のトリガーポイントに起因する感覚症状は痛みだけにとどまりません。
筋の硬化・筋力低下・浮腫・吐き気・めまい等、多くの症状があります。
またトリガーポイントによって、短く太くなった筋は神経を圧迫し、圧迫された神経は筋内を伝わる電気信号を変化させて痺れ・灼熱感・過敏性など感覚異常も生じます。
子供や成人の夜尿症も下腹部筋のトリガーポイントによって尿道括約筋が弱っている原因もあります。
鍼治療は大きな硬い筋肉を力任せにほぐすことなく、髪の毛程の鍼でピンポイントで硬直した筋線維を緩めます。
筋肉の痛みでお困りの方、是非鍼治療をお試し下さい。
はりきゅうanby治療院
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