認知症予防の顔鍼

先日の読売新聞に、人工知能(AI)が顔写真から認知症機能低下を9割の正答率で見分ける事ができ、研究した東京大学のチームの論文が米科学誌に掲載された記事がありました。

軽度の認知症はまだ判断が難しいケースもあるそうですが、今回の研究で認知機能が低下した人は実年齢よりも高くみられる傾向があるそうです。

高齢化に伴い、認知症早期診断は益々重要になります。

AIによる顔写真解析は安全、安価に認知症の人を見つける方法として役立つ可能性があると東大病院老年病科の先生のお話が書かれていました。

鍼灸治療の顔鍼は最近では美容目的で行われる事が注目されていますが、本来は顔鍼は顔面神経麻痺の治療で成果を出してきました。

私達は普段、俳優やアナウンサーでもない限り、喜怒哀楽の表情や口を大きく上げてしゃべる事はあまりないと思います。

ましてやコロナ禍の現在は静かにして過ごさなくてはならず、マスクで表情も曇りがちです。

顔は60種類程の細かな表情筋でできており、複雑な筋肉の動きで表情をつくり、まばたきしたり口を動かしたりしています。

顔鍼は固まった表情筋を動かすだけでなく、血行を良くし、皮膚を柔らかくし、弾力を戻して潤いを与えます。

鍼はマッサージなどでは届きにくい表皮の深層の真皮にまでピンポイントでアプローチしますので、エイジングケアとして顔鍼をお勧めします。


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*画像は「読売新聞」さんからお借りしました

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