かぜと漢方

大寒に入り、一年で一番寒い季節になりました。

かぜの流行期です。

かぜの80%は主に200種類以上あるウィルスが原因でおこります。

かぜのウィルスと戦うのは免疫力です。

体を温め、血流をよくし、無理せず安静にしっかり休養することが大切です。

漢方薬は本来、体が備えている「自己治癒力」を高めることで、かぜの改善を導きます。

かぜの初期に使う「葛根湯」は有名ですが、虚弱な方の場合は「麻黄附子細辛湯」や「小青竜湯」の方が合います。

麻黄附子細辛湯は日頃から足や腰の冷えが強く、それほど熱が出ない方に、小青竜湯は鼻水の出るかぜにかかった時に有効です。

また、長引くかぜになる方は体力のない方です。

微熱や倦怠感、食欲不振が続くようであれば「補中益気湯」を、「麦門冬湯」は咳、たんの切れがよくなく、声がれにも効果があります。

鍼灸治療はお灸で体を温め、鍼で血流を良くしますので、免疫力を高め、かぜにかからない体づくりをします。

是非お試し下さい。


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